Column – foodexgroup Just another WordPress site Wed, 07 May 2025 00:13:14 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.8.1 変わらぬ努力で勝ち取る /column/kaburaya-250420/ Sun, 20 Apr 2025 04:54:53 +0000 /?post_type=column&p=2180

かぶら屋が大切にしている「QSCA(Quality・Service・Cleanliness・Atmosphere)」。その4つの評価基準を総合的に判断し表彰するかぶら屋「QSCAリーグ」において、見事優秀賞に選ばれた高島平店。

今回は高島平店の責任者である吉田さんに、お店での取り組みやこだわりについて聞いた。

Quality 季節感と変化をもたらす

常連様が多い高島平店は、週に何度も来てくださるお客様も多いので、通常メニューに加えて定番外のメニューを用意することにしました。季節ごとに変化のある料理を提供することで、「また来たい」「今日は何があるだろう」という期待感を持っていただけるよう工夫しています。

その際、お客様からの要望や調理経験のあるスタッフの声を取り入れることで、より満足度を高めることができた点は非常に良かったと感じています。

Service 「覚えている」が安心を届ける

接客において最も重視しているのは、「お客様を覚えること」です。初回来店時の印象を大切にしながら、2回目のご来店時には顔と名前を覚えてお声がけできるよう心掛けています。

そのためにまずは私が率先してお客様と会話し、その情報をバディにも共有するようにしていて、こうした小さな積み重ねがお店全体の雰囲気の良さにも繋がっていると実感しています。

一方で、テイクアウトのお客様とのコミュニケーションに関してはまだまだ課題が多いです。限られた接点の中でもできることはないか、これからも模索しながら取り組んでいこうと思います。

Cleanliness ただのルーティンにしない

店舗の清潔さは、飲食店運営での土台であり、最も基本となる要素です。高島平店では、主に仕込みの時間にお客様の目につく部分の拭き取りなど、こまめな清掃を実施しています。

唯一工夫している点としては、「ただやっている」状態にならないためにも、定期的にチェックをし合ったり、改善すべきポイントをチームで話し合ったりする機会を設けていることです。こうして全体的な作業レベルの向上に努めたことが評価にもつながったのではないかと感じています。

Atmosphere お一人様が過ごしやすい空間

高島平店が最も得意とするのがこの雰囲気づくりです。お一人様でも安心して食事ができるよう、些細な声掛けや心配りを常に意識しています。

バディ同士での会話が増えてしまったりとはじめは苦戦する部分もありましたが、先輩バディや社員が新人のバディを紹介してあげることで、少しでも会話しやすい雰囲気が作れるよう工夫していきました。

また、昨年の花火大会の日に3,000本近くの焼き鳥を提供したことは今でもとても印象に残っています。早朝4時から準備し、無事に完売することができた時は、達成感と同時にチームの絆を強く感じることができました。

まだまだ未完成なところもありますが、非常に吸収が早いメンバーが多いのでこれからの成長にも期待しています。

日常にこだわる

高島平店

今回2回目の受賞をすることができたことで、改めてやってきたことが間違いではないという証明になったと感じています。

何か特別なことをしてきたわけではないですが、日常の業務一つひとつを丁寧に積み重ね、真摯にお客様に向き合ってきた結果がしっかり伝わったのだと思います。

また、モチベーションの高い店舗と同じ場所に立てたことでいい刺激を感じることができました。

これからも今回の受賞に恥じることのないよう、お客様に愛され続けるお店を目指して地道に取り組んでいきたいです。

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全員でつくる成長と感動 /column/kaburaya-250424/ Thu, 24 Apr 2025 04:55:17 +0000 /?post_type=column&p=2179

かぶら屋が大切にしている「QSCA(Quality・Service・Cleanliness・Atmosphere)」。その4つの評価基準を総合的に判断し表彰するかぶら屋「QSCAリーグ」において、見事最優秀賞に選ばれた与野店。

今回は店長である和知さんに、お店での取り組みやこだわりについて聞いた。

与野店

Quality 凡事徹底

与野店では、まずマニュアルに忠実に守ることが大前提としてあります。「この店舗では味が違う」ということがあってはいけないので、常に統一された品質を保つことを第一に考えています。

その上で社員全員が調理試験に合格することを目指し、ベースの引き上げに注力してきました。

具体的には、まずは実際にやってみせるところから始めて、その後にやってもらったものを検食してフィードバックするという手順を踏んでいます。

一方で、宗教上の理由やアレルギーなど、食べられない食材があった際は苦労しました。自分自身で味の確認ができないという難しさはありますが、それでも試行錯誤しながら品質の均一化に努めています。

Service ちょっとした感動

Serviceに関しては与野店が最も重要視している要素です。料理のおいしさはある意味当然であり、それ以上に「また来たい」と思っていただけるには接客面での価値提供が非常に大切であると考えています。

その際大切にしているのは「ちょっとした感動」を届けることです。たとえば、来店時に「寒くないですか」「暑くないですか?」と声を掛けること、おしぼりが乾いていたらすぐに交換することなど、些細な小さな気遣いをとても大切にしています。

初期教育の段階からこの意識を浸透させ、お客様から感謝の言葉をいただく機会を一つでも多く作ることを目指しています。

Cleanliness 苦手意識を乗り越え

実は与野店がちょっと苦手意識を持っているのが、Cleanlinessの部分です。

与野店ではテイクアウトが非常に人気があり、週末には千本近い串が売れることもあるため、店舗清掃の負担がどうしても大きくなっています。

そのためしっかりと清掃の時間を設け、役割を決めてスタッフ全員で実施する体制を確立することにしました。また、お店が10年近く続いていることから、社員やバディの間でも「このお店を綺麗に保ちたい」という愛着が生まれてきていて、自ら率先して取り組んでくれる人が増えているのも苦手の克服につながっている大きな要因の1つです。

Atmosphere 全員で作り出す

雰囲気づくりは、出勤しているスタッフ全員でつくるものだと考えています。声出しや接客が苦手なバディもいるので、絶対に一人でやらせないということは常に意識していて、年齢の近いバディ同士で一緒に取り組んでもらうようにしています。

その結果、お店全体の雰囲気も明るくなり、お客様からも「笑顔が良い」「元気が良い」などの言葉をいただけることも増えました。

最近特に印象的だったのは、大学を卒業して離れていくバディの最終出勤日に、お客様が最大な拍手をして送り出してくれたことです。また、かぶら屋リーグの決勝プレゼンでは、バディそれぞれが自分の言葉で与野店に対しての感謝の気持ちを述べてくれたことで、店舗に対する想いを強く感じることができました。

更なる進化を求めて

与野店

最優秀店に選ばれたという実績もあり、与野店は非常に良い状態にあると感じています。

次のステップとしては、この状態を継続しつつ、私が不在でも同じクオリティでお店を回せる体制を整えていくことが大切だと考えています。

そのためには、社員全員がかぶら屋の価値観に共感し、同じ方向を目指して取り組んでいくことが必要です。現状に満足することなく、与野店全体の引き上げと同時に、他の店舗の手本となれるような組織を目指して、これからも愚直に取り組んでいきたいです。

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「次世代に繋ぐ」ブランド開発の裏側とは /column/kaburaya-250430/ Wed, 30 Apr 2025 00:11:56 +0000 /?post_type=column&p=2172

日常の中に笑いを生み、人と人とのふれ合いの場をつくる。 そんな想いを軸に、多様なブランド・業態で店舗展開を続けるFoodex Group。新たな取り組みとして、札幌にある味噌ラーメン「千寿 らぁめん」の業態開発に踏み出している。

その中心人物の1人となっているのが、本部社員の齋藤さんである。時には現場で直接技術を学び、味を磨き、想いを形にしてきた。今回はそんな齋藤さんの仕事内容や仕事に対する想いついて話を伺った。

齋藤 伸吾

26歳で入社し10年でラーメン事業の責任者を経験。その後は海外事業部MGRとして、台湾事業の盛り上がりを皮切りに海外事業に幅広く携わる。

納得のいく味を追い求めて地道な試作と検証を重ねながら、ニューヨーク、ブルックリン、ロサンゼルス、タイなど数多くの海外出店に尽力。現在も、ブランドの業態開発の中心人物の1人として活躍を続けている。

—–ご自身の役割と業務内容を教えてください。

店長やラーメン事業の管理者を経て、現在は本部の一員として、業態開発や出店のサポートなど、幅広い業務に関わっています。日本だけでなく台湾やアメリカのニューヨーク、ブルックリン、ロサンゼルス、さらにはタイでの業態開発にも携わってきました。

現場視点を持つことが個人的な役割だとも感じていて、数字や戦略だけでなく、店長経験も活かして机上の空論にならないように意識しながら業務に取り組んでいます。

—–本部として出店戦略を進める上で大切にしていることは何ですか。

一時的なヒットではなく、しっかりと地域に根づいて、継続していける仕組みや体制をつくること。それがブランドとしての価値を高めることにつながっていくと考えています。

出店はゴールではなくスタートと捉え、そこからの積み上げを見据えて設計することが大切です。

—–直近の取り組みを教えてください。

最近では、札幌にある味噌ラーメン「千寿 らぁめん」の業態開発に携わっています。

現地で2ヶ月ほど修行させてもらいながら、味の再現やオペレーションまで整備し、現在はすすきのでの出店に向けて準備を進めています。

昨年は池袋の東武百貨店でイベント出店を行い、1週間で5,000杯以上提供することができました。課題もいくつか見えてきましたが、実際のお客様のの声や反応を直接感じられたことで、「この味を届ける価値がある」と確信しました。

—–ご自身の中での仕事に対する想いやこだわりを教えてください。

千寿撮影

私の中でのこだわりは、「本物を届けること」です。

「千寿 らぁめん」に関して言えば、味の再現性を担保するために、これまで店主の感覚でつくられていた調理工程を一つひとつグラム単位で数値化する作業から始めました。

また、百貨店での催事の際も簡略化するのではなく、できる限り本店と同じ調理工程を踏み、現地で丁寧に一杯ずつ仕上げました。その分労力はかなりかかりましたが、私たちの都合で店主が作りあげた味を変えてしまうことは絶対にあってはいけないと考えています。

—–今後の目標や叶えたいことはありますか。

まずは、今取り組んでいる「千寿 らぁめん」の1店舗目をしっかり成功させること。そのうえで、北海道から東北、関東へと展開し、最終的な野望ですが海外へも挑戦できたらと思っています。

アメリカでは味のしっかりしたものが好まれる傾向があるので、味噌ラーメンも十分受け入れられる可能性があるのではないかと考えています。また、特にタイのような異文化が混ざり合う地域では、本物を受け入れてくれる価値観があると実感しています。そのため、いつかブランドとして大きくなったら挑戦してみたいです。

個人としては、これからの成長に向けて、若い世代が挑戦しやすい環境を整えていきたいと考えています。ブランドの成長を支える一員として、未来につながる取り組みを続けていきます。

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業態開発が描く、Foodex Groupのこれから /column/kaburaya_0328/ Mon, 31 Mar 2025 06:34:02 +0000 /?post_type=column&p=2145

日常の中に笑いを生み、人と人とのふれ合いの場をつくる。 そんな想いを軸に、多様なブランド・業態で店舗展開を続けるFoodex Group。2025年5月には、かぶら屋江坂店のオープンも予定されており、さらなるフィールドへとその歩みを広げている。

今回は、業態開発という立場から複数ブランドの新規出店を統括する田渕さんに、出店プロセスのリアル、そしてFoodex Groupがこれから果たしていく役割について話を聞いた。

田渕 知哉

現在、社長付業態開発部長として、新規業態の開発を手掛ける。設計から施工管理、店舗オペレーション設計、商品開発、システム設計まで幅広く担当。

2009年からFoodex Groupに参画。東日本大震災の混乱時に自らIllustratorで平面図を描いたことをきっかけに、店舗設計のスキルを習得。

以来、新規出店の計画・管理を一貫して担い、事業の成長を支えている。

—–ご自身の役割と業務内容を教えてください。

現在は、本部の役員として新規出店の統括や業態開発を担当しています。具体的には、物件の契約から、設計・施工、開業準備、スタッフ教育まで、出店に関わる一連のプロセスを一貫して見ていく立場です。

その傍らで実際にお店に立ってお客様と接する時間も定期的にとっていて、現場と本部のどちらかに偏らない視点を持つことを意識しています。

—–本部として出店戦略を進める上で大切にしていることは何ですか。

最も大切にしているのは、「判断のスピード」と「お客様視点での意思決定」です。

出店は”タイミングがすべて”と言っても過言ではなく、良い物件との出会いを活かすためにも判断の早さはとても重要です。そのためには、常に情報をアップデートし、迷わない基準を持っておくことが重要だと思っています。

その重要な基準の1つが、“長期的に見てお客様にとって価値があるか”という視点です。

短期的には正解に見える選択でも、それが本当に地域に根づき、愛される店舗づくりにつながるかどうか。その見極めが、出店判断における本当の難しさであり、やりがいでもあると感じています。

—–ご自身の中での仕事に対する想いやこだわりを教えてください。

私が常に意識しているのは、“人と一緒に創る”という姿勢です。物件があって設計図が完成していても、それだけではお店は絶対に完成しません。

デザイナーや施工業者、そして実際に現場で手を動かす職人さんたちなど、多くの人が関わりながらひとつの空間が形になっていきます。だからこそ、現場に自ら足を運び、細かいニュアンスまで共有し合いながら、一人ひとりと丁寧にコミュニケーションを取ることを大切にしています。

—–直近の取り組みを教えてください。

直近では、2025年5月頃にオープンを予定している「かぶら屋江坂店」の新規出店に携わっています。関西エリアでの出店は、関東に比べてまだ経験値が浅く、業者様の選定や工事の進行においても新たなチャレンジの連続でした。

その中で印象に残っているのは、社長・会長も現地に入り、当初の想定よりも大きなコストをかけてインフラを整備し直す判断を下したことです。

これは目先の損得だけでなく、「本当にお客様に満足していただける店舗になるのか?」という視点を最優先に考えた結果でした。改めてかぶら屋が持つ強みや、貫くべき姿勢を再確認する機会になりました。

—–今後の目標や叶えたいことはありますか。

田渕様集合写真2

私たちがこれからも目指していきたいのは、「料理+αの価値」を届けることです。

おいしい料理を提供するだけでなく、空間の居心地やサービスの温かさ、スタッフとの何気ないやり取りといった、小さな体験の積み重ねに価値があると考えています。

これはFoodex Groupに通じる1つの想いであり、そんな想いを日本だけでなく世界に広げていくこと。これが会社の業態開発に関わる身としての使命でもあると思います。

一人ではできないことを、誰かと一緒に形にしていく。その過程で得られる達成感や、チームでつくりあげる喜びは、きっと働く人にとっても大きな価値になるはずです。

同じ志を持つ仲間とともに、飲食というフィールドを通じて、温かさのある街、そして世界を少しずつでも増やしていけたら嬉しいですね。

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世代を超え繋ぐもの /column/kaburaya_0329/ Mon, 31 Mar 2025 06:34:27 +0000 /?post_type=column&p=2140

かぶら屋での経験を通じて独立を果たし、現在は複数店舗の経営と人材育成に力を注ぐ宋さん。豊富な経験値を行動力で、独立後もブランドの成長に貢献し続けている人物の一人である。

今では次世代の挑戦を支える存在となった宋さんご自身の歩みと、かぶら屋に込める想いをご紹介。

人生を変えた出会い

かぶら屋との出会いは、今から17〜18年前に遡ります。

もともと実家が飲食店を営んでいたこともあり、自然と飲食業界に興味を持ち、実家を継ぐために修行ができる場所を探していました。

そして、かぶら屋池袋1号店の前をたまたま通りかかった時に「独立可能」という文字が目に留まり、ここでなら多くの経験が詰めるだろうと感じたのが入社を決めたきっかけでした。

かぶら屋五反田店

1年ほどで店長までキャリアを積んでいき、その約半年後には五反田店で独立を達成。この時に実家を継ぐのではなくかぶら屋を続けていくことを決心します。本部からのバックアップも手厚く、かぶら屋のノウハウをしっかりお店でも体現できたので、経営も好調でした。

そんな状況も束の間、蒲田店の当時の店長が運営できない状況になってしまったため、蒲田店も同時に手伝うことになります。ただ、最初は五反田店のようにうまくはいきませんでした。

立地面の問題もあってお客様が想定より入らず、バディをたくさん採用していたのにシフトに入れてあげられないこともありました。他にも苦労したことは多かったですが、蒲田店は1年近くをかけてなんとか軌道に乗っていきました。

その頃から少しずつ、五反田店で働いてくれている社員さんを独立させてあげたいという想いが芽生えはじめます。

それから数年の時を経て、雑色店でそのチャンスが巡ってきます。立ち上げまでの手伝いという形で関わりつつ、その後はお店の運営を任せる形で社員さんの独立も成功させることができたのです。

かぶら屋与野店

それから与野店、鴨居店、糀谷店、川越店、町田2号店と、次々と新しい店舗の運営や立ち上げに関わってきましたが、いずれも次の世代がメインで、私は立ち上げから運営が安定するまでの間の手伝いをするという形で関わってきました。

今は教育面により力を入れています。最近は外国人の採用も増えてきているので、外国人が日本で仕事をしやすい環境づくりを目指してマニュアルの整備やサポートを行っています。

言語の問題はもちろんのこと、文化や制度の違いからも一筋縄ではいかないことが多く、非常に苦労もしていますが、実際糀谷店では外国人の方が店長に就いていて、結果がでた時の達成感もとても大きいです。

働く人に希望を託せる場所

宗様と社員さん

経営において私が最も大切にしているのは、「働く人たちが夢や目標を描ける環境であること」です。

私のように、いつか独立して自分の店を持ちたいと考える社員に、その道筋を示し、背中を押せる存在でありたいと常に考えています。

今では、私のもとで育った社員が独立し、さらにその社員が別のメンバーを育て、いわば“孫の世代”が新たに独立を果たすようになりました。直接の関わりは少なくても、自分の想いが世代を超えて広がっていることに、大きなやりがいを感じています。

夢の実現に向けて

今後はさらに店舗数を増やしていきたいと考えていて、コロナの影響もありましたが、現状のペースではまだまだ遅いと個人的には感じています。また、業態の違いがあったり、日々の営業で関わることが薄かったりと原因はさまざまですが、加盟店同士の横のつながりが薄いのも1つの課題です。

店舗間での情報交換やサポート関係が強化できれば、もっともっとブランドとしても成長できると思っています。独立した身ではありますが、私を成長させてくれたブランドへの貢献の意味もこめて、改善に向けて力を入れて取り組んでいきたいと考えています。

現状に満足することなく、「働く人のためにできること」を常に考え、これからもより良い店舗運営と人材育成を目指していきます。

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心と舌の満たし方 /column/kaburaya_0330/ Mon, 31 Mar 2025 06:34:46 +0000 /?post_type=column&p=2134

東京都西東京市、西武池袋線が通るひばりヶ丘店から徒歩1分のところにお店を構える、かぶら屋ひばりヶ丘店。

コロナ禍の影響を受けて一時休業の期間があったものの、昼からの営業やメニューのアップデートなど新たな取り組みにも挑戦し、今では、日常の中にそっと寄り添いながら、多くのお客様にとって居心地の良い場所を届けている。

このお店を指揮する奥秋さんの想いと展望についてご紹介。

憩いの居酒屋

奥秋様

ひばりヶ丘店は2016年にオープンし、地域の皆さまを中心に多くの常連様に支えられて営業を続けてきました。

コロナ禍では一時的に営業を停止せざるを得ない状況にもなりましたが、本部のサポートも受けながら無事に再開。その際に昼営業をスタートし、メニューも昼に合った内容に変更するなど、さまざまな工夫を重ねました。

その結果、夜勤終わりの方やパート帰りの主婦層など、より幅広い層のお客様に足を運んでいただけるようになっています。

最寄りのひばりヶ丘駅には南口にもう1店舗「かぶら屋」があり、互いにお客様を紹介し合うことで、地域に根付いた温かなつながりが生まれています。ふらっと立ち寄って、肩肘張らずに気軽に楽しめる居心地の良さが当店の大きな魅力です。

苦難を乗り越え

私は、2022年のひばりヶ丘店再開のタイミングから店長としてお店を指揮しています。ただ、コロナ禍による営業停止や業態変更の影響もあり、再開直後はお客様が戻ってこない厳しい時期がありました。

不安や戸惑いも多かったですが、本部にも手厚くサポートいただけたおかげで、なんとか1年ほどで安定してお客様にご来店いただけるようになっていきました。

「また来るね」「おいしかったよ」という言葉をもらえる機会が増え、その言葉一つひとつが、仕事をする上での一番の喜びになっています。

本当に大切なこと

かぶら屋内装

店長になるまでのおよそ半年間で、業務に関するさまざまなことを教えていただきましたが、その間での学びはそれだけではありません。

業務に直接関わらないような部分でも大切なことを学ばせていただいたと感じています。

今まで「仕事を教わる」というと、業務内容を学ぶことだけをイメージしていました。しかし、どうやって仕事を楽しむのか、「かぶら屋」でのやりがいとは何か、といったもう一歩深い部分まで言語化して気づかせてくれたのです。

「人」を大事に守り抜いてきたかぶら屋の根幹に触れることができた瞬間でした。この気づきが仕事をするマインドを変えてくれ、個人的には1つの大きな転機となっています。

伝播と継承

かぶら屋外観

現在、ひばりヶ丘店はフランチャイズ店への移行を目指しています。

そのためにはさらに多くのお客様に来ていただくこと、そしてクオリティの向上を続けていくことが必要です。また、お客様が満足する楽しさをスタッフ自身が感じられるような職場づくりにも注力していきたいです。

私が感じているかぶら屋で仕事をする楽しさや魅力を、同じように感じてくれる人が増えれば、より長く働ける場所になり、結果として長くお客様と付き合いを持てることにも繋がっていくと思います。

お客様との関係値を大切に、これからもひばりヶ丘店は地域に愛されるお店であり続けます。

ひばりヶ丘店
  

かぶら屋 ひばりヶ丘店

住所
東京都西東京市ひばりヶ丘北3-3-18 芦田ビル1F
営業時間
営業時間:12:00〜22:30(L.O 22:00)
電話番号
042-439-4407
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その先で見えたものとは /column/kaburaya_250226/ Wed, 26 Feb 2025 07:05:05 +0000 /?post_type=column&p=2118

独立を夢見て飛び込んだ飲食の世界。そこは想像以上に波乱に満ちたものだった。数々の試練を乗り越えた先に見えた景色とは何か。

これまで計5店舗を経営してきた安藤さんの独立までの軌跡と、その過程で得た気づき、未来に向けての想いをご紹介。

独立への第一歩

安藤様

かぶら屋で独立を目指して働きはじめたのは2008年のこと。そこから独立までおよそ2年半ほどかかったのですが、その過程を少し振り返ってみます。

純粋に独立を目指していた当時、座学試験に合格しチーフへ、さらに調理試験を終えて主任へと順調にステップアップし、わずか7ヶ月ほどで店長になるチャンスを掴めるところまで来ていました。

これは一般的なケースに比べてかなり早く、「まだ経験が浅いから」など適当なことを言われて、当時のお世話になっていた上司に一度店長になるのを止められそうになったほどです。

実際の店長試験でも一悶着あったりしましたが、なんとか店長試験に合格。ついにお店を任せてもらえることになります。

ただ、周りからも懸念されていた通り、まだ経験値としては足りない部分が多く、加えてリーマンショックの時期とも重なり売上を落としてしまうこともあったため、店長でありながら一度他の店長のもとに学びに行かされたこともありました。

そんな指示があったのも束の間、次は新店のオープンの手伝いに行かされたり、別店舗の店長になったりと目まぐるしく状況が変わり、波乱万丈の毎日を過ごしたことを今でも鮮明に覚えています。

度重なる試練を乗り越え

そんな激動の2年半を過ごしたのち、ついに私にも独立のチャンスが回ってくることになります。

当時は店長になった順番を管理しており、その順番をもとに新しい店舗が立ち上がったタイミングで声がかかるという形となっていました。次は私の番だと思って意気込んでいたのですが、ここでもちょっとしたトラブルが起きます。

なぜか私ではない人に先に声がかかっており、最終的には自ら立候補する意思を伝えたことで任せていただくことになったものの、若干のモヤモヤを抱えたまま東上野店で独立を果たしました。

そこからは心機一転、やるしかないと気持ちを入れ直します。独立後に売上をバンバン伸ばしている先輩方をみてきたので、私も追いつけ追い越せの気持ちで取り組んでいきました。

幸い飲食関係の友人が非常に多く、手伝ってくれる人を知り合い経由で見つけたりすることでうまく社員を確保できたので、人材の問題がクリアできていたのは非常に大きかったです。

理想の金額までいかなかったものの、余裕を持って運営していける程度に売上もしっかりでていたので、金銭的な面でもそこまで困ることはなかったです。

そこからも少しずつ拡大を続けていき、最終的に売却をしたものなど含めるとこれまで5店舗ほどを経営してきました。

現在は急遽のヘルプが入ったりするとき以外は基本的にお店には立っておらず、経営に関する事務的な作業など、全体のコントロールをする役割を担っています。

新たなオーナーさんのサポートを本部の方とも連携して取り組んでいたりと、個人として会社にも求められるような存在になりました。個人的には「人生のいいポジションを見つけたな」とも感じています。

経営のリアルと未来に向けて

かぶら屋外観

成功する秘訣を伝えるのは非常に難しいですが、これまでの経験から「途中で挫折してしまう人の特徴」は明確にあると感じています。


  • 1店舗目が中途半端な運営になっている
  • お金にだらしない
  • 他の人の意見を素直に聞けない

こんな条件に当てはまってしまうと、なかなか経営は軌道に乗らず、長続きしない傾向があります。

また、コロナ禍を経てさらに人材確保の難しさを痛感しています。独立に向けて真剣に取り組める人材が増えれば、さらに未来に向けた挑戦ができるようになるはずです。

飲食業界で独立をしたいと考えているのであれば、かぶら屋はとても良い環境が整っていると思います。システムも整備され、委託方式などを活用すれば金銭面での課題もクリアしやすいです。

私個人としてはこれまでの経験を活かし、これから独立を目指す人たちをサポートしながら、より良い未来を築いていくことが1つの大きな役目でもあると感じています。

すでに独立した身ではありますが、本部とも連携しながら、こうした方々のサポートをしつつ、かぶら屋のさらなる発展に貢献していきたいです。

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連携力で魅せる /column/kaburaya_250225/ Tue, 25 Feb 2025 07:02:13 +0000 /?post_type=column&p=2117

東京都板橋区、東武鉄道が沿線の大山駅から徒歩2分の場所にお店を構える、かぶら屋大山店。自然と会話が生まれるアットホームな空間で、多くの地域のお客様に愛されながら営業を続けてきた。

一丸となって理想のお店を目指すべく、信頼できるチームづくりにどこよりも注力しているのが、店長を務める松本さん。そんな松本さんが考える、大山店の魅力とチームで築く心地よい店舗づくりの秘訣に迫る。

雰囲気づくりの立役者

大山店バディ

大山店は、地域密着型の温かい雰囲気が特徴の店舗です。店内にはアットホームな空気が流れ、ただ食事を楽しむだけでなく、ちょっとした会話を楽しみにしているお客様も少なくありません。

そんな温かな雰囲気を支えているのが、元気で明るいバディたちです。一緒に働く仲間たちは、互いに支え合いながらいつも店舗を盛り上げてくれています。

バディの名前を覚えてくれている常連様も多く、「今日〇〇さんいないの?」と気にかけてくれる様子も今では日常の1コマ。お客様と自然につながるこの關係値こそが、大山店ならではの魅力です。

新たな挑戦で得たもの

もともと飲食業界にはいましたが、異なる業態からのスタートということで最初は慣れないことも非常に多く、試行錯誤の連続でした。

フリーターから約1年で社員となり、3年弱で店長へ。振り返れば多くの人に支えられてきたことを強く実感しています。

仲間と協力しながら店舗運営をしていくこと。お客様と顔を合わせ、会話を交わし、信頼関係を築いていくこと。そんな些細な関わり一つひとつが、今では私の大きな仕事のやりがいです。

特に嬉しかったのは、店舗全体で努力した結果が売上として目に見えた瞬間です。「自分たちの頑張りがお客様に届いている」と実感できることが、何よりの喜びでした。

チームワークの恩恵

個人の成長を促しつつ、店舗全体の雰囲気をより良くするために、新人育成には特に力を入れています。

大山店では、先輩バディが後輩に教えるスタイルを採用しており、これによって自然とチーム内での信頼関係が築かれています。

ただ業務をこなすだけではなく、一人ひとりに目標を持ってもらうことで、やりがいを感じながら働ける環境づくりにも心がけています。その結果、今ではシフトに欠員がでた際も、自然と誰かしらが助けてくれるような関係値が作れています。

互いに助け合う文化が根付き、長く働いてくれるバディが多いのも大山店の大きな強みになっています。

持続と成長

大山店外観

私の目標は、このお店を守り続けることです。日々の営業の中での改善点を常に考え、一丸となって成長していける環境を作ることが大切だと感じています。

また、個人としても、ただ店舗を運営するのではなく、「チームとして成果を出す」ことをより意識しながら取り組んでいきたいと考えています。

コロナ禍では、店舗の活気が失われる時期もありました。しかし、そんな状況の中でも変わらず足を運んでくださるお客様がいて、支えられているという実感を強く持ちました。

この感謝の気持ちを忘れず、今後もお客様とのつながりを大切にしながら、気軽に立ち寄れる温かい空間を提供できるお店を創り上げていきます。

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大山店
  

かぶら屋 大山店

住所
東京都板橋区大山東町59-20
営業時間
営業時間:15:00〜23:00 ※月曜日定休日
電話番号
03-3964-1166
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真摯に向き合い、チームで創り上げる /column/kaburaya_250224/ Mon, 24 Feb 2025 07:00:13 +0000 /?post_type=column&p=2109

地域に根ざし温かな雰囲気に包まれた、かぶら屋西台店。ふらっと立ち寄るだけで心が落ち着き、常連客はもちろん初めての方でも親しみやすい空間が広がっている。

お客様一人ひとりへのおもてなしと、地域とのつながりを大切にするこのお店を指揮するのは、責任者を務める小川さん。そのお店づくりへの想いと今後の展望をご紹介。

地域の憩いの場として

西台店バディ

西台店は、地域の人々が日々の暮らしの合間に立ち寄り、ほっとひと息つける場所として多くの常連様に愛されながら営業を続けているお店です。

どこか懐かしく親しみのある雰囲気を大切にしており、最近ではお一人様でのご利用もすごく増えてきました。

また、テイクアウトも非常に好評で、新たなお客様とコミュニケーションを取るきっかけにも繋がっています。そこから店内で飲食をするようになってくださったお客様も少なくありません。

新規のお客様が多く訪れる場所ではありませんが、人と人とのつながりを大切にした温かい雰囲気が西台店の大きな魅力です。

温かさに惹かれて

私は約1年半前にかぶら屋へ入社。板橋2号店での経験を経て、3,4ヶ月前から西台店の責任者になりました。今では運営の多くを任せていただいています。

入社してから強く実感したのは、店舗ごとに個性はあるものの、ブランドとしての一貫した想いが共通認識としてあることです。

前職では法人相手の仕事が中心で、どうしても形式的なコミュニケーションが多くなりがちでした。そんな中、プライベートで何度かかぶら屋を訪れたことがあり、一人ひとりのお客様と向き合う温かな雰囲気に自然と惹かれていったのだと思います。

お客様との距離が近く、人とのつながりを実感できる環境で働きたいと考えたのが、かぶら屋に飛び込んだ大きな理由でした。

共通指針をもつこと

西台店内装1
西台店内装2

私が店舗づくりで最も重視しているのは、「チームでどうやって創り上げていくか」という点です。

お店づくりは一人では絶対にできません。お客様にとって心地よい空間を提供し、何度でも足を運びたくなるお店にするためには、全員が同じ目標を持ち、一丸となって取り組むことが必要不可欠です。

特に、西台店のように常連のお客様が多く、地域に根ざした店舗では、一人ひとりの関わり方がそのままお店の雰囲気に直結します。だからこそ、私は日々の業務の中で「どうしたらチームとしてもっと良いサービスができるか」を意識しながら、積極的にコミュニケーションを取るようにしています。

こうした取り組みが少しずつ実を結び、西台店に来てまだ3,4ヶ月ではありますが、常連のお客様から「お店の雰囲気がよくなったね」と声をかけていただくことが増えました。まだまだ道半ばではありますが、お客様に確実に伝わっている証拠だと感じています。

さらなる成長を目指して

西台店外観

西台店をもっと多くのお客様に愛されるお店にしたい。これは私が常に考えていることです。

お客様にとって「また来たい」と思える場所であるためには、日々の積み重ねが何よりも大切だと感じています。お客様一人ひとりの声に耳を傾け、その期待を超えるサービスを提供していくことが重要です。

もちろん、まだまだやるべきことは山積みです。西台店に来てから3,4ヶ月、少しずつ良い変化を実感しているものの、すべてのお客様に最高の接客ができているとは言い切れません。

一つずつ丁寧にクリアしていきながら、居心地の良いお店を目指して取り組んでいきます。これからもお客様の日常に寄り添い、地域に愛されるお店をチーム一丸となって創り上げていきたいと思います。

西台店
  

かぶら屋 西台店

住所
東京都板橋区蓮根3-9-7 メトロード西台2番館
営業時間
営業時間:16:00~23:00
電話番号
03-5948-7510
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船橋店が売上No.1を獲得できたわけ /column/kaburaya_250131/ Fri, 31 Jan 2025 03:21:13 +0000 /?post_type=column&p=2096

千葉県船橋市、JR船橋駅から徒歩1分の場所にお店を構えるかぶら屋船橋店は、これまでの自らの記録を更新する形で、かぶら屋全店舗で売上No.1を獲得した店舗である。

なぜ船橋店がNo.1の売上を叩き出すことができているのか。その秘訣と船橋店独自の魅力についてオーナーの弘田さんにインタビューを行った。そこから紐解く船橋店の売上No.1の秘訣を5つご紹介。

新たなターゲット層の獲得

船橋店バディ

船橋店では午前11時からの営業を行なっており、昼から夕方までの時間帯は女性客、いわゆるママ友同士でのご利用が非常に多いという特徴があります。

今までの大衆居酒屋のイメージとは少し離れた形で、お子さんが学校にいっている間の時間などにご利用いただくことも少なくありません。

そのため、子どもを連れて来店されるお客様も非常に多く、より多くのターゲット層を取り入れられているのが売上を伸ばせた大きな要因です。

一方で夕方から夜にかけては、仕事終わりのサラリーマンで賑わい、誰もがイメージする大衆居酒屋の一面が顔を見せます。こうして時間帯によってお店の雰囲気がガラッと変わるのも船橋店の面白い特徴の1つです。

信頼獲得のための環境整備

女性や家族連れのお客様からの信頼を獲得するためには、清潔感を保つことが非常に大切です。

特にトイレは女性が気にするポイントの1つで、それ以外にも店内の細部にまで注意を払い、徹底して環境整備に努めてきたからこそ、少しずつお客様からの信頼を獲得できたのだと感じています。

当たり前ではありますが検食を欠かさず行い、料理のクオリティにも一切妥協しません。日々の積み重ねで少しずつ信頼を獲得し、その信頼を決して裏切らないことが本当に重要なのです。

街の発展も追い風に

船橋店店内

船橋駅周辺は現在もどんどん発展しており、次々と新しい飲食店ができています。

その結果、周りのお店にお客様が取られていってしまうかもと感じる方も多くいらっしゃいますが、しっかりお客様に満足いただけるサービスを提供していればそこは問題ありません。

むしろ街全体が賑わえば、お店に来てくれるお客様も増えていき、船橋店では売上アップの1つの要因となっています。

教育体制での工夫

船橋店はバディの数も非常に多いですが、勤続年数が平均して長いというのも1つの特徴です。

日々忙しい中でも効率的かつ安心して業務を覚えていけるように、2,3年の経験がある年齢が比較的近いバディとマンツーマンで業務を覚えていく形をとっています。

年齢が近いことで質問もしやすいため、業務を覚えるスピードが上がったことに加え、バディ同士の關係値も深まりやすいため、結果お店全体の雰囲気の良さにも繋がっています。

一方で、ふざけた雰囲気になりすぎないように私個人としては締めるところはちゃんと締めるという部分も意識していて、こうしてバランスをとりながら効率の良い教育体制を整えています。

新たなシステムの活用

船橋店外観

モバイルオーダーの導入は船橋店にとって大きな変化でした。船橋店は一番忙しい店舗だとも言えるので、これまでは、特に満席時にはバディたちの余裕がなくなっている場面が多かったです。

導入してからは、お客様のことを見れる時間が増えたことに加え、バディたちの負担も少し緩和されて、効率化の面でもお客様満足度の面でもプラスに働いたと感じています。

年配のお客様に操作方法を教えることで新たなコミュニケーションが生まれたりもしていて、時代に合わせた接客、サービスの提供が求められていることを強く実感しました。

こうした技術面や流行などは若い世代の力も借りながら、現状に満足することなく、これからも幅広いお客様に選んでもらえるお店をつくっていきます。

船橋店
  

かぶら屋 船橋店

住所
千葉県船橋市本町5-2-1
営業時間
営業時間:11:00~23:00 ※テイクアウト 10:00〜
電話番号
047-411-6877
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笑顔と挑戦の物語 /column/kaburaya_250130/ Fri, 31 Jan 2025 03:19:48 +0000 /?post_type=column&p=2083

埼玉県川口市、都心へのアクセスも比較的良好で生活環境も充実した西川口駅から徒歩3分ほどの場所にあるのが、かぶら屋西川口店。

この店を切り盛りするのが、オーナーの高橋さん。厳しい環境で働いていたサラリーマン時代を経て、強い覚悟と弛まぬ努力で独立を果たした。

その過程で高橋さんが感じた葛藤や気づき、コミュニケーションにおけるこだわりとは。

笑顔を取り戻したきっかけ

西川口店バディ

西川口店は、ここ数年で一段と明るくなったと実感しています。その大きな要因の一つが、女性バディの増加です。

少し前まではコロナの影響で常連様が減ってしまったことから、お店全体にもどこか沈んだ空気が漂っている印象がありました。

しかし、若い女性バディたちが新たに加わったことをきっかけに少しずつ店内に笑顔が生まれ、活気が戻ってきました。次第に常連様も戻ってきて、会話の量も増え、現在ではコロナ前以上に「かぶら屋らしい」雰囲気を取り戻していると自負しています。

信頼を築く基本姿勢

西川口店内装

飲食店として欠かせないのが衛生管理です。

たとえば、ハンディを触る前の手洗いを徹底し、営業中は髪の毛に触れないよう意識するなど、細かい配慮を怠りません。こうした当たり前の積み重ねが、お客様からの信頼を築く大きな土台になっていると感じています。

また、コロナ禍を経てパーソナルスペースに対する意識も変化しました。以前に比べカウンター席でも1席空けないと座りたくないというお客様も多く、そのニーズに対応するための店内レイアウトも変更したりと、時代の変化に合わせた対応ができるように心がけています。

乗り越えて得た覚悟

西川口店店長

もともとブラック企業でサラリーマンをしていた私は、自分の学歴では転職も難しいと感じていました。そんな状況の中で思いついたのは、「だったら自分が社長になるしかない」という選択肢でした。今考えると少し安直かなとも思いますが、これがかぶら屋で独立を志すきっかけでした。

しかし、理想の立地で独立する夢を抱きながらも、条件が合わずなかなか踏み出せずにいた時期もあります。そんな私に「そろそろ次に進む時じゃない?」と背中を押してくれたのが、お世話になっていた先輩の一言でした。

この言葉以外にも、先輩からは非常に多くのことを学ばせてもらったと感じています。

経営者となった今、基本的にアドバイスや助言をくれる人はおらず、自分で何事も考えて行動しなければいけません。尚且つその決断もスピード感を持って行う必要があります。今日からやらなければ、もっと言えば今からやらなければ、その間にもお客様は離れていってしまう可能性があるからです。

これができる経営者はどんどん売上をあげていきますし、できないお店は潰れていってしまいます。独立前からこうした厳しい面をしっかり伝えてくれたことで覚悟を持って仕事をすることができ、本当に感謝しかありません。

今では新規の売上獲得に向けて動いたり、一緒に働いているメンバーと忘年会をしたりと他の楽しみも増えて、すごく充実した日々を過ごせています。

「伝えるから伝わるへ」

西川口店外観

居心地の良い職場を作るためには、一方通行の指示ではなく、「伝わる」コミュニケーションが重要だと考えています。

加えて、新しく入ってきたバディに対しては、きちんと言葉にして褒めることも大切です。できないことが多い時期だからこそ、小さな喜びがモチベーションにも関わってきます。こうした取り組みを意識した結果、チームとして信頼関係が深まり、長く働いてくれるバディが増えてきたと実感しています。

他にも、時代の変化に適応するため当日働ける人を募集できる求人サービスなども活用しています。その中で、かぶら屋で働く楽しさを実感してもらうことで、実際に長期で働いてくれる人も増えています。

しかし、まだまだ属人的な部分も多いと感じていて、その点は今後の課題になると感じています。まずはマニュアルなどを活用しながら全体の基礎力の底上げにも注力していきたいです。

      

こうした人材育成の面にも力を入れながら、笑顔で長くお客様に愛されるお店を目指してこれからも営業を続けていきます。

西川口店
  

かぶら屋 西川口店

住所
埼玉県川口市並木3-10-2
営業時間
営業時間:16:00~23:00
電話番号
048-287-8869
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人と人をつなぐ空間 /column/kaburaya_250129/ Fri, 31 Jan 2025 03:18:04 +0000 /?post_type=column&p=2046

東京都千代田区と文京区にまたがり、周辺には複数の大学や歴史的建造物も多く立ち並ぶ御茶ノ水駅。この地で10年以上多くのお客様に愛されながら営業を続けてきたのが、かぶら屋御茶ノ水店である。

ここには単なる飲食店ではない、人と人とをつなぐ居場所として、常連客や新規のお客様が一緒に笑顔で集う温かい空間が広がる。

店長としてお店を指揮する東江さんは、全く異なる飲食業界に飛び込み独立を果たした。その背景には、どんな想いと覚悟があったのか。そして、どのようにしてお店づくりを進めていったのか。

御茶ノ水店の魅力

御茶ノ水店外観

御茶ノ水店は、サラリーマンの方を中心に幅広い層のお客様に愛されるお店です。居酒屋ならではの賑やかさを保ちながら、秩序ある楽しい雰囲気づくりを大事にしています。

また、常にお客様視点で物事を考え、基本に忠実にやり遂げることがお店の共通認識としてあります。例えば、焼き物や揚げ物1つをとっても、効率だけを求めるのではなく、それがお客様の口に入ることを必ず意識して仕上げています。

回転率が比較的高いこともあり、積極的にお客様とのコミュニケーションをとるような店舗ではないですが、一言二言の会話でも最大限の接客を行い、「また来たい」そんな気持ちを感じていただけるようなお店を目指して10年以上この地で続けてきました。

飲食業界への転職と覚悟の瞬間

IT業界でサラリーマンとして働いていた頃、どこか満たされない違和感を抱えていました。安定しているはずの生活に疑問を感じる中、偶然目にしたテレビやブログがきっかけで、飲食業界への興味が芽生えます。

そんな中で出会ったのが「かぶら屋」のインタビュー記事でした。そこに書かれていた真っ直ぐな想いに心を動かされ、実際に店舗を訪れると、店員さんが生き生きと仕事をしている姿に胸を打たれたのを今でも鮮明に覚えています。

実際に働いてみると今ほど教育システムは整っておらず、手探りな部分が多かった上に年収は半分ほどにまで落ち込むなど、どん底からとも言えるスタートでした。

こうした状況が自分に火をつけたのか、休みを返上の覚悟で先輩に教わりにいったり、現場での経験を積んでいったりと血の滲むような努力を続けました。

その努力が実を結び、2011年に御茶ノ水店を任されることに。そして、2013年には資金面の問題もクリアし、完全独立を果たしました。日々お客様との何気ない会話の中に、この仕事の喜びややりがいを見出せる今。飲食業界への挑戦が自分自身の新たな人生を切り開いてくれたと確信しています。

進化する「かぶら屋」の取り組み

御茶ノ水店バディ

この10年間で、かぶら屋では多くの進化や変化がありました。中でも教育システムの整備や、直近のモバイルオーダー導入は大きな変革です。

お客様との接点を大切にするブランドとして、システム導入には疑問の声もありました。しかし、御茶ノ水店ではむしろ接客の質が向上し、空いたお皿を素早く片付けるなど、他の場面でプラスの効果が現れています。

特に2フロアの御茶ノ水店では、もともと全体を見るのが難しいという課題がありましたが、少し余裕ができたことで結果としてお客様への細やかな気配りが可能になったのです。

お客様視点で何ができるのか。このことを常に考えながら、時代の変化や技術の進歩にも柔軟に対応してお客様へ還元できるよう努めていきます。

コロナ禍を乗り越えて

御茶ノ水店外観白黒

順調に歩みを進め、売上を拡大していた中で訪れたのがコロナ禍でした。サラリーマンをメインターゲットとする御茶ノ水店は、その影響が非常に大きく、再開後もすぐに元通りとはいかなかったです。

しかし、このタイミングで非常に大切なことに気づかせてもらいました。徐々に客足が戻り、昔のようにお客様が楽しく飲食をする姿を見て、「こうした場所の存在は必要だ」と再認識できたのです。

かぶら屋はただ飲食をする場所ではなく、人と人が触れ合う空間を提供する場です。この理想を追い求め、より多くのお客様に笑顔を届けるため、長く愛されるお店づくりをこれからも追い求めていきます。

御茶ノ水店
  

かぶら屋 御茶ノ水店

住所
東京都千代田区神田駿河台2-10-5
営業時間
営業時間:[平日・土]16:00~23:00[日・祝]15:00〜22:00
電話番号
03-3259-1230
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